こんにちは!行政書士の足立です。建設業許可がどのくらいの期間で下りるのか?というのは事業者様にとっては重要なことですね。本記事では年間30件以上の建設業許可の申請経験がある当事務所が解説していきます。
原則は30日程度で許可が下りるけど、、、
多くの方が申請される一般知事許可の場合は原則30日で許可が下ります。静岡県の場合は毎月15日と月末が許可日と決まっております。なのでこの日に合わせて許可が下りることになります。
例えば1日に申請した場合は、不備がなくすんなりと審査が終われば、月末が許可日ですが、補正がある場合は翌月の15日が許可日になります。
経験上専任技術者の要件を10年の実務経験で申請する場合は審査が長引くことが多いです。書類が多ければ、それだけ補正などが入る可能性が高くなるので余裕を持って申請することが大事です。
そもそも申請が受理されない場合は審査が進まないので注意
建設業許可を申請する場合は経営業務管理責任者、専任技術者、資金、営業所等様々な要件をクリアしなくてはいけません。特に経営業務の管理責任者と専任技術者は請負実績があることや、実務経験があること、さらにその期間中にその会社、又は事業主であったことを書類上で証明します。初めて申請をする方はここで躓く方が多いです。実際に窓口では付箋だらけで受理されず、書類を返却されるケースも見られます。
このような場合には当然審査がスタートしないので注意です。30日という期間はあくまで申請が受理されてからです。そして建設業許可は申請を受理させるまでのハードルが高い許認可なのです。
万が一不許可だった場合は手数料が返却されない
新規で建設業許可の申請をする場合は審査手数料の9万円を支払う必要があります。万が一許可が下りなかった場合はこの手数料は返金されません。申請をする場合はこの点も十分に注意しなくてはいけませんね。
不許可になるケースとして事実と異なる申請をする虚偽申請があります。あってなならいない事ですが年に数回程度は見受けられます。しかし、当事務所では不許可になったことは一度もありませんのでご安心ください。